ニルスのお皿とスウェーデンのアンティーク

週末はまた旦那さんが出張だったので、ママと一緒に近所のロッピスへ。

デザート用の小皿と花瓶を探していた私はこちらを購入しました。

ローストランドが毎年クリスマスに新しいデザインで発売していたイヤープレートだそうで、「ニルスのふしぎな旅」がモチーフになっています。記念プレートとして壁にかけられるようになっていますが、とってもお買い得なお値段だったし、普通にお皿として使えそうです。本当は白とかシンプルなのがいいかなとも思っていたのですが、こういうのもディナーのときの話のネタになりそうかな?


ちなみに「ニルスのふしぎな旅」というのはノーベル文学賞も受賞したスウェーデン人作家セルマ・ラーゲルレーヴの代表作のひとつで、妖精に小人にされてしまったいたずらっ子のニルスがダチョウたちと一緒にスウェーデンを旅するストーリー。SFIやSAS Gで彼女の作品はいろいろと読んだのですが、言葉が古めでわかりにくいものが多い中、ニルスと一緒に旅する気分でスウェーデン各地の風景や動物達に触れられるこのお話はとっても楽しく読めました。


お家に帰ったらパパが自宅の家具や絵画などなどのリストを作っていました。200年ほど戦争や地震などの大きな自然災害に見舞われていないスウェーデンはアンティークのものが残っているお家が多く、義理両親のお家にも「これは私のおばあちゃんが使っていた鏡よ」とか「これは母が結婚したときの記念のダイニングセットよ」とか・・・旦那さんの育ったお家は昔の王様(今の国王のおじいちゃんやひいおじいちゃん)がサマーハウスとして使っていたそうで、「これは昔の国王が使った椅子だよ」なんてのもあって家中が博物館のよう。いずれ家を売ることになったとき、子ども達に平等に引き継げるよう、貴重なものをリストアップして欲しいものを聞いておくそうです。ママは8人兄弟の末から2番目で、どうしても上の兄弟がいいものを持っていきがちだったので、自分の子ども達には平等にしたいとのこと。既に新しい家を買ったときにいただいたものもたくさんあるんですけどね。


スウェーデンのお家にはこんな風に眠っている素敵なアイテムがたくさんありそうです。私は全然価値がわからないけど、代々使われてきた歴史あるものって不思議なぬくもりやパワーを感じます。

from a Swedish kitchen

スウェーデンの食卓

0コメント

  • 1000 / 1000