今でも男性の役割なこと

日も長くなってバーベキューもしやすくなったこともあり、3月になってからは週1、2くらいのペースで家族やお友達をお家に呼んでディーナーをしています。


先週末は土曜に旦那さん家族、日曜に友達家族を。バーベキュー大好きの旦那さんが鹿や牛の大きな塊をグリルして、パースニップ、ルートセロリ、じゃがいもなどの根菜を使ったグラタンとサラダを作ってくれました。おもてなし上手・お料理上手のお姉さん&ママを招待するのは今でも緊張するけど、メインを旦那さんが担当してくれるのは本当に助かります。


あいかわらず、全部仕上がるまでにゲストが来てしまいゆっくり写真撮る時間がなかったけど、アパタイザーにはアボカド&えびのサラダのキューカンバーロールとえび、スイートポテト、にんじんなどのフライにとんかつソースを添えて。スウェーデンではこういうフライもソースも珍しいのかみんな興味深々で、結局、多すぎかと思ってお皿にのせなかった分まであっという間になくなりました。

そしてデザートはこちらのアップルパイ。10歳の男の子が5回もおかわりして最後まで食べてくれました。スウェーデン人はとってもお世辞上手で、人が傷つくようなことをその人の前で言うことはあまりないので、大人はおいしい、おいしいと言って食べてくれるのはわかっているのですが、さすがに子どもは正直なので、子どもがいるときはかえって緊張するのです。


ところで、こういったお家ディナーでは、デザートの頃になると、ホストの左側に座った男性がスプーンでグラスをチーンとならしたり、咳払いをして立ち上がってスピーチを始めるのが定番です。ホストへの感謝を中心に、笑いも取りながら最後はちょっぴり感動するような2、3分ほどのスピーチで、皆さん慣れているようで、私がやれと言われたらかなり大変な気がします。でも、嬉しいことに、男女平等の今でも「ホストの左側の男性」の役目と決まっているそうです。「女性の権利は増えるけど男性の義務は減らないんだよね〜」と男性達は苦笑。


ヨーロッパでもドイツやイギリス、オランダの友達は「誰かが感謝のスピーチをすることはよくあるけど、誰がするかの決まりはない」と言っていたのでスウェーデンだけなのか、またはこの辺の地域だけとかかもしれません。


そして、さらに女性に嬉しいのは、プレゼント。ゲストは必ず何かプレゼントを持ってきてくれるのですが、カップル向けというより、女性向けのプレゼントを女性に渡すことが多いようです。今回はパイナップル型の鍋敷き、オリーブの木、鉢植えのパンジーをいただきました。


夜中にワイングラスを洗い終える頃にはいつもくたくたですが、2人でチームになって準備から片付けまでできるディナー会。先輩カップルたちを見習って私達ももっとうまくなりたいです。

0コメント

  • 1000 / 1000