ケータリングサービス

市内を離れると交通の便がそんなによくないスウェーデンでは、大きめの都市の中心部に住んでるない限り、何組かの家族やカップルが集まるディナーのためにレストランに行くのは結構大変。


その分広くて大きめのお家に住んでいる人が多いから、お互いのお家に招きあうことが多くなります。とはいえ、毎週のようにメニューを考え、買い出し、料理、家の掃除やデコレーション、後片付けというのも結構大変。というわけで、ケータリングサービスも結構人気があるようです。


郊外にも海沿いのいい場所にはホテルがあってそこのレストランを利用する人も多いのですが、住居不足のためそういったホテルが難民の住居になることも増えてきている今日この頃では、お家でお酒も飲めるし、ゲストが自分の料理を気に入るかという心配も、夜遅くまでたくさんのグラスを洗って片付ける手間もいらないケータリングは本当にありがたい存在。


先週末は義理の家族の家族ディナーで、私にとってはスウェーデンのケータリング初体験でした。


まずは、乾杯とともにママの手作りアパタイザー。このときも、シャンパンを注いでくれるウエイターさんが来ていて、アルコール・ノンアルコールの好み別にサーブしてくれました。

ゲストが団らんしている間にキッチンではシェフがお料理。大家族なので・・・15人分のお料理をてきぱき準備してくれました。

今回お願いしたのはKitchenWiz。ホストがゲスト全員分の前菜、メイン、デザートを選びます。

本日の前菜はこちら"Sojasotad tonfisk sachimi med sockerärtor, avokado och vårlök samt ingefärsdressing" お醤油や生姜のソースでマリネして炙ったまぐろを、スナップエンドウ、アボカド、ネギなどのサラダの上にトッピング。生姜とコリアンダーがちょうどいい感じ。ドリンクはシャンパン。

メインはこちら"Hjortinnanlår med kantareller- och äppelpytt, honungsrostad palsternacka och rosmarinsås" 鹿肉ローストにアンズダケ。蜂蜜を絡めてローストしたパルスタナッカ、りんごにローズマリーソース。赤ワインとともにいただきます。

そして、デザート。Nougat mousse med apelsin- och granatäpple samt espressocrisp

ヌガームースにオレンジ、ざくろ、エスプレッソ風味のクリスピーカラメルをトッピング。私はアルコール分少なめで甘めのスパークリングワインを選びましたが、他にもいくつかのデザートワインがあったようです。


お料理がサーブされる度にシェフがダイニングに来て、お料理の説明をしたり質問にも答えてくれます。もちろん、後片付けもきっちり。食べ終わった後のキッチンを見て、義母は「夢のよう!」と感激してました。


ただでさえ、外食は高めなスウェーデン。お料理も雰囲気も満足できるレストランで個室をオーダーするとなるとかなりのお値段になってしまうので、このケータリングにはみんな大満足でした。


私もお料理するのは好きなほうなのですが、いろいろなアレルギーの人がいたり、好き嫌いの多い子どもがいると本当に気を使ってしまいます。誕生日とか、正直自分もリラックスしたいというときにはいいなと思いました。


とはいえ、テーブルセッティングやグラスの後片付けはやっぱり大変だったはず。義理両親には本当にいつも感謝してもしきれません。

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