ノーベル賞のドレスとお料理

クリスマス前のスウェーデンでの大イベントといえばノーベル賞授賞式と晩餐会。

といっても、全く気にしていないスウェーデン人も多いですが、特に女性は興味がある方も多い様子。土曜日、義理の両親の家に遊びにいったら、義母とおばさんはその話でかなり盛り上がっておりました。


そして、スウェーデンのファッション雑誌やブロガーなども誰がどの賞をどういう研究により受賞した・・・とかの肝心なところは抜きで、華やかなドレスやお料理をとりあげます。


ドレスはスウェーデン人デザイナーのものが多く、スウェーデンブランドを世界にアピールする絶好の機会でもあるよう。ライターたちや読者のコメントの中でも断トツ好評だったのはヴィクトリア王女のH&Mのサステイナブルをコンセプトにしたコレクション、「コンシャス・エクスクルーシブ」のドレス。オーガニックのシルクやリサイクルのポリエステル、木の繊維から作ったサステイナブルな素材のものが使われているそうです。


ヴィクトリア王女はカール・フィリップ王子とソフィア妃の結婚式の際にもH&Mのドレスを着用し注目を集めていました。子どもの労働力を使っていたり、品質の悪い商品を大量に作り出し、ごみ問題にもつながるとされるファストファッションの中でも持続性、循環性に力を入れるH&Mをスウェーデン代表として世界にアピールしてくれる王女をスウェーデン人たちも喜んでいたようです。


著作権問題などあると思うので、ここにのせられる写真がないのが残念ですが下記にリンクを貼りますので興味ある方は女王やプリンセスたちのドレスを見てみてくださいね。


そして、お料理はShibumiというモダン居酒屋や、Imoutoというお寿司屋さんを経営するシェフのSayan Isakssonさんと K-märkt Patisserie & Bageriというお菓子屋さんを経営するパティシエの Daniel Roosさんが去年に続き担当。デザートにはスウェーデンの北部のベリー、クラウドベリーと一緒に揚げたライスペーパーや日本のすだち、さらにお味噌が使われているそうです。ノーベル賞受賞者の中に日本人が入っているだけじゃなく、こんなところにも和がとりいれられているのは日本人として嬉しくなりますね。



この2人のお店機会があれば行ってみたいなー。



プリンセスたちのドレスはこちら

お料理の写真はこちら

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