終わりよければ・・・

9月の末に息子の洗礼式をしました。


スウェーデン人の多くは「宗教は?」と聞くと、「何も信じてない」か「クリスチャン」という答えが帰ってきますが、日本人と同じくらいというほど信仰が深くなく、ほとんど教会にも行かないよう。それでも後者の多くは、結婚式は教会、洗礼式も行っているようです。


私も特に信仰がないので子供に宗教を押し付ける気もないのですが、「洗礼は親の意思で行うけど、その子が15歳になったとき実際にクリスチャンになるかならないかを決める機会が別にある」「ゴッドファザー&マザーの伝統が素敵だなと思った」「胸懐のベビーイベントに週3、4回参加させてもらってる」「妊娠中や出産祝いなどお世話になった方々にお礼とお披露目的な機会が必要」などなどがあって洗礼式をすることにしました。


ゴッドファザー&マザーについては、もともとは両親が亡くなったときなどに子供の面倒を見る責任者的な意味があったのですが、そういうことがほとんどない現在、子供の人生のガイドとして親とはちょっと違った視点から子供の成長をサポートする役割があるそうです。親とは違った職業や趣味を体験させたり、親には言えない・言いにくいような相談にのったり。旦那さんの家族を見ててそういうのいいなぁと思っていたので子供が生まれたらゴッドファザー&マザーをだれかにお願いしたいなと思っていたのです。


前置きが長くなったけど洗礼式。やっぱり夏場は人気らしくて、もたもたしていたら9月中旬まで教会や牧師さんのスケジュールがいっぱい。なんとか9月末で予約できました。


11時半から教会で式をしてその後我が家でランチパーティ。せっかくだからたくさんの人に来てもらいたいねーと家族や友達30人くらいを招待。朝から式の準備で忙しいし、食事はケータリングに・・・と思っていたらこれまた考えていたケータリング会社3社とも予約でいっぱい・・・汗。


まぁペーパーカップやプレートでカジュアルな感じでもいいよね。と思っていたら伝統的なしきやパーティにこだわる義母が大反対。一生に一度のイベントなんだし、ちゃんと着席式で、乾杯用のグラスやシルバーウェアも用意しなきゃ!とのこと。既にテラスに座るには寒い季節だったので、リビングに臨時のテーブルや椅子を用意し、食器類は義理両親に借りることになりました。


メニューはそれなりに私も考えていたのだけど、「大人数の時はそれは大変よ!」とか義母のツッコミが入り・・・結局お部屋や教会のデコレーションのお花、アパタイザー、デザートなどなどもほとんど義母にお願いして頼りっぱなしのイベントになりました。流石にパーティなれしてるママの仕切り力と行動力すごい。でも、お誕生日の時とかは自分でケーキとか焼いてあげたいな・・・。


写真、ほとんど撮る余裕がなかったのですが、パーティが終わってからとったお花たち。

そして、いただいたプレゼント。

服や離乳食グッズ、歯固めなんかの実用的なものだけじゃなく、毎年のお誕生日パーティにテーブルに飾るためのスウェーデン国旗。ガーディアンエンジェルのキャンドルホルダー、シルバーのスプーン、クリスタルの器などなど一生物にして大切にするようなものも。


パーティの最後にひとつずつプレゼントを開けて、X Xさんから○○をもらいました〜と見せるのですが、ここでも「後日、○○をありがとう!」とサンキューカードに書かないといけないから、誰から何をもらったかしっかり記憶しておくように!とママから言われて、翌日写真をとっておきました。

そして、当日の写真とともに、参加してくれた皆さんにサンキューカードを郵送したのでした。

前日なんかはかなりバタバタで、ここまでして洗礼式なんかする必要あんのか〜?と思ったけれど、終わって見たら記念にはなるし、みんなに喜んでもらえて、息子に接してもらえたのでやってよかったかなぁと思います。


子供の記念行事やお祝い事は大変でもできるだけきちんとしておこうと思ったのでした。

0コメント

  • 1000 / 1000