編み物日記2

相変わらず編み物にはまっています。

あれこれ本を読んだり、編み物クラブの人たちに教えてもらったり、YouTubeをみたり・・・。

ベビー用のベストも完成して、やっと5本針で編むソックスにも挑戦。

自分のから始めて・・・

旦那さん用とベビー用もお揃いの毛糸で。

さらに追加で自分用にもう1足。夜テレビを見ながらサクサク編んで、1週間で3足できました。


マタニティブログではやっていた、旦那さんへのお手紙、私も書いてみたので、陣痛を待たずしてソックスと一緒にプレゼントしようと思います。


両親学級の様子からすると、出産中もほとんどのパパはママにつきっきりになってマッサージしたり支えたり、ドリンクとかフルーツを取りに行ったり休む暇なし!って感じだったので・・・お手紙渡して意外と涙腺弱い彼がウルウルしちゃってたら困るので・・・。


このソックス、義母からもリクエストがあったので後数セット編んでみようと思います。


編み物っておうちで細々とやっているだけで内向的な趣味のようですが、スウェーデンでは図書館、美術館、本屋さん、教会などなどで編み物カフェと呼ばれる集まりが開かれていて、自由に参加して教えてもらったり、編み物と全然関係ない話してローカルな情報交換したりもできるので冬の趣味としてはオススメです!特に私みたいに妊娠なんかでアクティブな趣味が難しくなった場合には。


今日参加した図書館での集まりは、仕事のない移民の女性にも自国の手工芸などを販売してできるだけ自立してもらおうというコミューンの取り組みの一つでした。


移民に寛容なスウェーデン。語学学校で出会う移民は若くて、英語もできたりして、これから勉強して就職しようとする人が多いけど、英語もできず、今更スウェーデン語を勉強するというモチベーションもない50代くらいの移民・難民も多いそう。だからといって受け入れないわけにもいかないけれどもコミューンの財政的負担はどんどん膨らんでしまう上、移民受け入れ=国への投資という論点も成り立たなくなってしまう。


しかも、彼らは子供の頃から十分な医療(予防接種や歯科治療など)が受けられ、健康に気を使った生活を意識してきた同年代のスウェーデン人と比べ医療ケアが必要なことが多い・・・。となるとすでに待ち時間がどんどん長くなったりして不満がつのっている医療制度をさらに圧迫してしまう。


その上、移民にとっても、自分はこの国にお世話になるばかりで、何も貢献できないと感じてしまうのは精神的に良くない。


などなどの理由でそれぞれの女性たちが得意な手工芸なんかをスウェーデンの人たちと一緒に作って販売したり、教えたりということでちょっとでも収益をあげたり、自分たちも役立っているという感覚を味わってもらってはどうだろう?という思いがあるそうです。


スウェーデン人には、性別・国籍・宗教・人種などにかかわらず、人間皆平等的な考えがあって、政策なんかは移民に寛容と言われていますが、実際に移民と話していると「スウェーデン人と本当の友達になるのは難しい」「同じようには仲間の輪の中に入れない」と感じて、特に似たような国出身の移民ばかりで固まってしまうことが多いように感じます。


宗教も文化も考え方も全く違う人たちの統合って実際にはやっぱり本当に難しいなぁと感じますが、こういう活動を通じて、ちょっとでも両サイドが近づけるようになればいいなぁ。


編み物の話がダラダラと全然違う方向にいっちゃいましたが、日本ではあまり考えもしなかったことを考えさせられることが多いのもスウェーデンの日常です。


from a Swedish kitchen

スウェーデンの食卓

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