ストックホルムで開催されていたガーデニングフェアのカフェでストックホルムで撮った写真をSNSにアップしようか・・・なんて思っていたとき、急に周りの人が動画でニュース中継を見始めたり、電話で「私は大丈夫だよ」と話し始め、ストックホルムでテロが起こったことを知り、慌てて自分でもニュースを見ました。
1日前には私も歩いていた場所、義理の父や姉も1時間ほど前まで仕事や買い物で立ち寄っていた近くでの出来事。テロはどこでも起こりうるとはわかっていてもやはりショックは大きいです。
おとといストックホルムを歩いていたときは、個人的なことで、「あのときああしなければな〜」という後悔でいっぱいだったのですが、実際にはちょっとの決断で救われていることもたくさんあるんだろうなぁ。改めて平穏な毎日に感謝。ケガとかしなかったとしても、地下鉄がストップしてしまって大混乱の街中で、私一人だと、かなり心細かっただろうし、滞在していた郊外の義兄の家までたどり着くのはかなり大変だったでしょうからね。
大混乱の中、ローカルニュースでは#openstockholmというハッシュタグで帰れなくなってしまった人達に自分の家を解放したり、サンドイッチやフィーカを提供するとツイッターで呼びかけた人がたくさんいたこと、金曜の午後、急に呼び出されて休みなく働く警察官へフルーツを届けて回る人などの様子も伝えられていました。
こんなときって、自分と家族のことだけで精一杯になってしまいがちですが、同じようにショックを受けて困っている人と助け合おうという気持ちは大切ですね。
一夜明けた土曜日、用事があってまたガーデニングフェアへ来たのですが、入り口で今までは全くなかったセキュリティチェックのため、チケットカウンターにたどり着く前に長い列がありました。鞄はもちろん、ジャケットも脱いで全身チェック。
鉄道などは通常に運転を再開しているようですが、キャンセルされたイベントなどもいくつかあったようです。イースター直前、春を向かえる喜びに溢れていたスウェーデンにこのテロが及ぼした社会的、経済的、政治的影響は大きいのだろうなぁ。
まだ、動機などよくわかりませんが、拘束された容疑者が外国人とのことで、移民に対する世論にも影響が出そうですし。
しっかりとした知識もなしに、社会的問題について書くのはよくないかとも思い、このブログでは書くのを避けてきたけど、個人的に見たこと・感じたことを記録しておくためにも今後は書いていこうかなと思います。
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