スウェーデン語の学校


今週からスウェーデン語の学校と仕事が始まり、急に忙しくなりました。とはいえ学校は週3日、仕事もプロジェクトベースで東京の生活と比べるとまだまだフル稼働ではありませんけど・・・。

学校はパーソナルナンバーがとれれば無料で通えるSFI。クラス分けテストなどはなく、学歴や職歴について話す面談がありましたが、義務教育を自国で終えている人は基本的に同じクラスになるようです。


噂には聞いていたけど、初日からスウェーデン語オンリー、トランプ氏が大統領選で勝利したニュースやインドで高額紙幣が突然無効になったニュース記事を読み議論するというなかなかのスパルタ。

毎週、登録したばかりの新しい生徒が入ってきて、月2回のテストに合格した人から上のクラスへ上がる仕組みのようで、文法の基礎を一から説明するという授業はありません。私が入った日はテキストもいきなり10章からのスタートでした。

難民申請している人たちはビザ待ちの間もスウェーデンにいるので、もらえるまでに1年前後かかる今では、その間にある程度は話せるのかもしれません。発音はかなりなまっているけれど、みんなかなり意見を言っていました。

すごく前向きに考えると、ビザ待ちの1年で私もスウェーデン語の勉強や貯金、職探しの準備を始められたのはよかったのかもしれません。申請した当時なんて、「みんな英語できるし、マイナー言語のスウェーデン語なんて学ぶ必要ない」と思っていたので、すぐにビザがとれてこの状況に放り込まれたらくじけていたでしょう。

さらに、スウェーデンらしいなと感じたことはイントロダクションで平等と自立の2点を強調されたこと。

ひとつは、性別、宗教、国籍、先生と生徒といったことに関係なく、全ての個人はみんな平等。お互いにリスペクトを持って接する。ということ。右奥に見える紙には様々な宗教や男女を示すサインが描かれていて、それらの平等を重んじるといったことが書かれ、全ての教室にも貼られています。


もうひとつはSFIはあくまで自立した大人のためのもの。学校はそのサポートのためにあるので、あくまで自主的に勉強、発言、質問すること。黙っていてはだれも助けてくれない自分に責任を持って勉強できるチャンスを活かしましょうということです。


from a Swedish kitchen

スウェーデンの食卓

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