スウェーデンの産院でも、初めて親になる両親向けに両親学級が開催されます。
私が住んでいる県では、3回の出産に関する話と出産するお部屋や設備の見学1回、授乳のレッスン1回の計5回。
昨日、2回目が終わりました。
参加者は7組のカップル。だいたい30歳前後くらいかな?4時半からという早めのスタートでしたが男性も全員参加なのはさすがスウェーデン!という感じでした。
男女に分かれて、両親学級に期待すること、妊娠後自分やパートナーとの関係で変わったこと、出産時にパートナーに求めること・してあげたいことなどをディスカッション後、みんなで発表しあったり、助産師さんから、出産の流れ、いつ病院に連絡するべきか、何を持参すべきか、痛みを和らげる手段、パートナーの役割、呼吸法なんかの説明がありました。最後に見た出産ドキュメンタリー映像ではつい泣いてしまった。
子育てはもちろんだけど、出産にも正しい知識を得て、自分の希望や考え方を踏まえて理解して、どんな風にしたいのかをイメージして、トレーニングすることが大切なんだと改めて実感。
長年、家族や子供より仕事や趣味を優先して生きてきて、この歳でやっと念願のベイビーを授かったのに、それでもついつい勉強も仕事も出産直前までやって、その時が来れば病院のプロフェッショナルのいう通りに・・・なんて考えていましたが、新しい命が生まれる何より大切な時をもっとそっちに集中して準備しようと思うようになりました。
女性の権利や社会進出が大切なスウェーデンでは、出産による想定外の痛み、トラブルなどなどを避けるため、体調的には問題ないのに帝王切開を希望する女性も増えているのだとか。もちろん、女性として選択肢はあっていいのでしょうけど、忙しさの中、流れに任せて決めてしまうのではなく、ベビーにとって、自分たち夫婦にとって何が大切なのか、じっくり時間をとって考えるのは大切なことですね。
私たちも両親学級を機に一緒に資料や本を読んだりDVDを見ながら、そして車の中とかのちょっとした時間にも話す機会が増えました。お家で習ったばかりの呼吸法やマッサージを練習して見たりも。
残り少ない妊婦生活、そして旦那さんとの2人の時間。できる限りの準備をして元気な赤ちゃんを迎えたいなぁと。
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