スウェーデンの食卓

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ベビーブームの語学学校

毎週の課題さえ提出すれば出席しなくてもいいコースなので、しばらくの間はほとんど学校に行っていなかった私。
でも、やっぱり友達と会ったりできるのが恋しくて、最近少しは顔を出すようにしました。

懐かしい顔に会えてほっとする〜。 私が行っていなかった間に引っ越しちゃった子とかもいるけど、子どもが産まれた!というSFI時代の友達が多くてなんだかすごく時間がたった気分になりました。

SFIは長い間のビザ待ち遠距離からやっと解放されたカップルや子どもどころじゃない戦地から逃げてきたという若いカップルが多いので
やっとスウェーデンで家族を築けるようになったようで。コロンビア、ギリシャ、ブラジル、タイとスウェーデンのカップルとシリア人同士、エチオピア人同士の夫婦にベビーが誕生し、時々学校にも連れてきたりしています。学校には託児所とかないのですが・・・先生達が時にベビーシッター代わりになってお絵描きをしたりしていてほのぼの。妊娠前は、いいといわれることは何でもやってみていた私。「妊娠菌は移るから妊婦さんの近くに行ったほうがいい」という言葉にも従って彼女達の近くによっていってたのですが、今となっては頼れるママ先輩。スウェーデンと日本を比べるだけでも違うことが多いけど、いろんな国の育児事情を聞くのもおもしろいです。彼女たちは私より10歳くらい若いんですけど、妊娠中はいろんなトラブルもつきものなのだということを実感。私は妊活中から葉酸・鉄分・ビタミンEなどなどいろんなサプリをとっていたこともあってか、高齢だけど、特に栄養不足や血液の異常を指摘されることもなく元気に妊婦生活が送れてることに改めて感謝したりします。去年と比べて、晩ご飯とかの写真をマメに撮る余裕はなくなったけど、引き続き必要な栄養素補給のため、マタニティ期に必要な栄養素を含んだドリンクを使ったお菓子作りなんかにははまっています。出産までのラストスパート、元気にのりきりたいなぁ。ICAのレシピで作ったバナナとブルーベリーのクッキー

北欧ミステリー

この暗くて寒い毎日の中、納得な感じはしますが、スウェーデンはミステリーというか刑事モノの小説やドラマが多い。イギリス&ドイツ人のご近所さんも「スウェーデンのミステリーは有名よー」とか言ってたからいろんなヨーロッパ言語にも翻訳されて親しまれているようです。この1年で私が読んだ本、見たドラマもミステリーが多い。小説はViveca Stenに始まり、Henning Mankell, Camila Läckberg, Karin Alvtegenなどなどの作品、ドラマはSpringflöden, Jordskott1& 2, Maria Wern, Morden i Sandhamn, Beck, Wallander, Hamilton 1& 2, Rebecka Martinsson などなど有名どころはだいたい触れてみました。   ハリウッド映画と比べると、キラッキラの歯の美男美女が肉体美を披露しちゃうような派手なアクションやラブシーンはほとんどないスウェーデンドラマ。女性刑事は美人なことも多いけど、BeckとかWallanderなんて普通のおっちゃんって感じで、でもなんか憎めない感じもあり。テーマやエンディングは娯楽要素の強いアメリカ映画より重くて暗いものも多いので、スウェーデン人でもどちらかというとアメリカのドラマ&映画のほうが見るという人も多いようですが、スウェーデン語の勉強のためにもと見たり読んだりし始めた私は結構楽しみました。で、最近はまったのがBron(The bridge)。日本でも放映され、アメリカやイギリスではそれぞれの国のリメイクも作られたという人気シリーズ。スウェーデンとデンマーク合作のため、半分くらいはデンマーク語で、1年前くらいに初めて見たときは理解できない上に暗いな〜と思って20分くらいでやめちゃったのですが、今週改めて見てみるとおもしろくて1週間で1シリーズ全部見ちゃいました。スウェーデン語レベルが上がったのか、この暗さに慣れすぎたのか・・・今でも私はデンマーク語はほとんどわからず、スウェーデン語の字幕を読んでますが、スウェーデン人、特に南部に住んでるスウェーデン人はデンマーク語もだいたい理解できる人が多いそうです。自然いっぱいの美しい環境の中、素敵なインテリアのお家に住むイクメンパパ&キャリアと家庭を料理しした奥さんとかわいい子ども達・・・なーんてほんわか北欧のイメージとは全く違って、様々な家庭問題、移民や貧富の差の問題、環境問題、メディアの問題などなどリアルなスウェーデンに触れることのできるミステリードラマたち。英語や日本語字幕のあるものもあるようなので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょう?

パソコン教室

70代の義両親。孫や義理の娘たちについていこうとSNSを勉強中。さらにはご近所さんやら教会やらのボランティアでメーリングリストを作ったり、自分の家族の歴史、クリスマスの伝統のこと、子ども達の育った家の歴史なんかを写真付きで文書化したりにも挑戦中。でも、彼らにとってスマホとパソコンはまだまだ未知の世界のようで、度々「ヘルプ!」の声が・・・。最初は旦那さんが教えていたのですが、「実の両親に教えるのは無理」とか、「旦那さん自身もSNSに興味ないのでよく知らない」とかいう理由で最近では常に私に相談されることに。いつもお世話になってばかりだから、そのくらいやります!と呼ばれるたびに行って教えていたのですが、知ってる常識レベルがかなり違うから教えるのも難しいし、忍耐力が入ります。私の両親は10歳ちょっと若いだけで、私のほうが教えてもらうくらいITに詳しいので助かってます。でも、スウェーデン語のパソコンに慣れたり、「右クリックしてドラッグ」とか、簡単そうだけど言えなかったスウェーデン語表現が学べて私にもプラスな面がありました。さらに、「いくつになっても毎日学ぶことばかりよ〜」というママの常に挑戦する姿勢にもなんか励まされます。小さな伝統を守っていくことも大好きな義家族。彼らの歴史が詰まった本ができるのも楽しみです。最近のスウェーデンはすっかり寒くなってまた銀世界。冬でも雪が積もると、ちょっと明るくなって美しいんです。そして、うさぎ、リス、鹿、ご近所の猫ちゃんなんかの残した足跡を見つけては私達が知らない間にお家のまわりを駆け回っている動物たちを想像して笑顔になっちゃいます。

PostNord Sverigeに怒!

2016年くらいから、毎月5000件以上、時には7000件以上のクレームがよせられているというスウェーデンの郵便局、PostNord Sverige。度々ニュースにもなっていて、責任者が「早急に対応する」とか言っていたりもしますが、全く状況は改善されない様子・・・。去年移住して以来、2ヶ月に1度くらいネット注文したものなどを母に送ってもらっていて、今まで個人的にはそんなに不満はなかったのですが、今回やられました。「着くの遅いな〜クリスマスの繁忙期と休暇を挟んだからかな〜」なんて思っていた荷物、到着想定日を過ぎても着かないので一応問い合わせてみると、「日本に送り返した」とのこと。なぜなのか?どんな方法でいつ送り返したのかなどを問い合わせても、「正式に、送付者から送付した国の郵便局を通じて調査請求してもらわないと調査できない」と。追跡番号で追跡すると、12月19日にマルメに着いている以降の履歴はなし。通常なら、近くのスーパーに荷物が着いた連絡がきて、そこで1ヶ月くらいは取り置いてくれるのですが、まだスウェーデンについて1ヶ月も立っていないのになぜ???根気づよく1週間以上カスタマーサポートとやりとりして、やっと得た情報では1月10日にマルメから日本へ向けて返送されたとのこと。最初に追跡番号を連絡して問い合わせしたのは1月7日だったので、素早く対応してくれてればその時点ではまだスウェーデンにあったということ・・・。私は初めてだったけど、こういうケースよくあるようです。FacebookのPostNord Sverigeのページやグループにも苦情がいっぱい。これだけ苦情が多いと、調査依頼してもちゃんと対応してもらえない可能性高そう。とはいえスウェーデンに住んでる以上、日本のもの・・・特に食材が欲しいし、DHLやFEDEXで食品を個人が送付するのは書類がたくさんいったりして、現実的でないようなので、PostNord Sverigeを使わざるをえない。最近の記事では、「月に5000件といっても我々の処理している全ての郵便物からすると数パーセントでかなり少ない数値だ」みたいなことも言っているらしくて、プロセスなどが見直されることはなさそうな・・・。とりあえず、早めに問い合わせるとかで、同じことが起こらないようにしようかな。愚痴ばかりになってしまったので、お花の写真を。クリスマスあたりから、次々と大きな華やかなお花を咲かせ続けてくれている我が家のハイビスカス達。ここだけちょっぴり南国気分。クリスマスのデコレーションも片付けちゃってちょっと寂しくなったお家を華やかにしてくれています。

Happy New Year!

相変わらず、全くお正月感ありませんが、スウェーデンで平和に年を越しました。クリスマスとお正月の間も今年は兄弟家族がずっと滞在していて、いとこなどを含めた親戚達とのディナーが続いていて、さすがに胃腸も疲れ気味・・・。でも、日々準備と片付けに追われるママはもっとお疲れ?と思ったけど、大晦日も素敵なお料理を用意していてくれました。2017年、新しい国での生活を始めたものの結婚もしたし東京にいたときほど新しい友達を探そうと言う努力もたいしてしてこなかった私。でも、大家族のおかげでお家にいてもいろんな人にお会いできて楽しませてもらっています。正直、スウェーデン語ができないうちは苦痛でもあったけど、とりあえず普通に会話ができるようになった今は親戚に会うのも楽しみになりました。今回、一番おもしろかったのは夫婦でお医者さんで、毎年アフリカに医療ボランティアに行っているという旦那さんのいとことキューバ人の奥さんのカップル。スウェーデン生活が長いけど心はラテンの奥さんに、最近のウガンダ・ケニア旅行のことはもちろん、スウェーデンで楽しく生き抜くコツなんかを教えていただきました。話はもどって大晦日。この日もお寿司をリクエストされたので夕方からマキマキ。7時半の両親のお家へ集合してまずはお寿司をつまみました。そして、クリスマスとはがらり変わって白やゴールド中心にデコレーションされたテーブルへ。2017年最後の晩餐メニューは・・・キクイモムースに魚卵とチャイブをトッピング。上品なグラスでいただきます。とってもクリーミーでお変わりしたくなるおいしさ。スウェーデンは生クリームの数も豊富なんですが、こちらはお食事用生クリームを使ったのだそう。